山月記を土台とした小説1

その昔ロウ西に李徴という男がいた。玄宗が治めていた時代の末、その身若くして難関試験に合格し、江南尉と成った。
しかしその性質はきわめてケン介、つまるところ唯一といっての例外は居れど人を寄せ付けず、自らの才に絶対の自信を持っていた。
そのため人の下につくことを良しとせず、すぐに江南尉の名を捨て、故郷へ帰りその才を作詩に注いだ。
注いだが、質実剛健ともいえる李徴の作風が文名を揚げることは無かった。。
李徴はだんだんと焦燥の念にかられる。名を為そう、我が人生である詩で名を遺そうと筆を走らせるも、人との交わりを妻子のみに止《とど》め、故人《とも》も師も無い李徴の詩が文名を轟かせる機会はついぞ訪れなかった。
豊頬の美青年は、希望をもつ青年はとっくに消え、眉間にいつも皺を寄せ、世の中への希望を失った青年と成った。それなのに目は獣のように爛々と光っていたのである。
李徴は貧窮に追われ、頼みとしていた才にも絶望のまなざしを向けた。そして妻子のために自らの自尊心を曲げ、再び東へ赴いた。すぐに一地方官吏の職を戴いたが、李徴にとってそれは最大の失敗であった。
貧困に追われていても、彼の性はますますもってその色を濃くする。要するに、自らが昔歯牙にもかけなかった青年たちの下につくことは、彼の自信に傷をつけたのだ。
彼は一年して、突如行方知れずとなった。汝水のほとりの宿に泊まった李徴は突如発狂した。わけのわからぬことを叫び、寝床から飛び出し、そのまま帰ってこなかった。
才を失うのが惜しいと李徴はすぐに捜索された。しかし、やはり誰も帰ってこない。帰ってくるのはあちこちを食いちぎられた死体のみであった。

はじめまして

はじめましてといえばはじめまして、二階堂と申します。

昔はもっと別の名前だったんですがね。こんなネズミにビビるような名前ではなく。

 

はてなというサービス自体も久々に使用しました。

赤星とか、あこがれでしたよね。うごメモ民の。

 

さて二階堂、今現在はミドチャやら獣国のガンナーやら花の魔術師やらに聖杯を捧げてハンティングしているわけですけどね。

いやあ、押すな押すなの大盛況で、きよひー以外は引けたんですよ。

サマモちゃん、サモさん、アンメア、と。

もう大歓喜ですよ。一年前、誰一人として来ませんでしたからね。

まあ新水着イベのネロちゃまは二人光臨なさったんですけど。